2007年04月10日

犬の王

犬の王、買って来ました。
石原理氏。
カリスマ文庫とセルナンバー8新装丁も買ってきました。
石原さん、4冊。
至福ですね~。
存分に3時間ほどひたっていました。
これからも何度も読む、予定(笑)

まずセルナンバー8ですね。
大量描き下ろし!
半分以上描き下ろしで、物語は完結しました。
セルナンバー8は、今までは完結してなかったこともあって、カリスマや君知るやほど印象強い作品ではなかったんですけど、完結まで読んでだいぶ印象変わりましたね。
描き下ろし前までの状態では主人公2人の関係はまだ発展途上だったんだな、と思いました。

それから話の中の世界観というか設定というか、そういうものにすごくリアリティを感じるなあと思います。
SF的な話は本来私は苦手なんですが、近未来ジャンルなんて聞くだけで敬遠してしまうんですが、
単に今の科学が進化した世界ではない、とおもうんですよ。

進化した世界に住んでいる人間が、今の人間とどう変わったのか、とか。
今より進化した世界がどういう人間の想いでどういう世界に変化したのか、とか。
さらに言ってしまえば、その世界は今より進化してるのかどうななのか、とか。

そういうことをじっくり考えた上での世界なのではないかな…と想像したりします。
そういうことも描かれているのかな、とも思います。
これはセルナンバー8に限らずゼロコミックスで出ている石原作品はほとんどそうですよね。


それでですねぇ。
犬の王ですね。
内容については、まだ続いてるのでなんともまだ感想はないんですけど、
アーチャーが出てきた時は、急に年相応の服装だったのでちょっと微笑んでしまいました(笑)
コーキが着ろって言ったのかな~とか思ってたら本当にそうでドキドキしました!
しかもコーキがアニメオタクだったとはしらなんだ…(笑)
喜んでいいやら。でもなんか可愛いな、コーキ。
随分カリスマの時と比べるとイメージが明るくなったな、と思います。

まあ、なんというか、前と違って二人が互いに間違いなく思いあってる感じがして、読者は幸せです。
この後話はシリアスに進んでいくのかもしれないけど、
とりあえずカリスマの時よりは2人は、特にアーチャーは孤独じゃない気がして、それが幸せです。
なんていうか、ここまで来ると読者は本当にコーキと同化しますよね。
たとえコーキとアーチャーが結ばれなくても、遠くに離れたとしても、
アーチャーが人らしく笑顔で暮らせたら幸せだなぁと思いながら読んでいます。
もう私の中で実在の人と同じような感覚ですよね(笑)

先が待ち遠しい…は気が早いですよね。今日出たばっかりだし。
でも待ち遠しいです。


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