2007年02月22日

脱税…ですか

品川かおるこさんが脱税していたそうです。
あれって、請求が来て納めても起訴されるものなんですか??
そもそもの動機が将来のためにとっておきたかったということですから、故意に脱税したってことになるんでしょうかね…。
所得税ってのは一般的なものだと思うので、同人誌の売上とはいえ、1億8800万も儲かったら税金払わなくちゃいけない、と思うのが普通ですよね。普通ですよね?

今ちょこっとネットで調べたんですが、「脱税」という用語は、課税要件を知ってて納税しなかった場合に使う言葉らしいですよ。
新聞とかはそこまで正確には使わないのかもしれないですけどね。

刑罰については、実刑もあるらしいですが、脱税額が6000万ぐらいでは実刑はないんでしょうね。私が参考にしたページには脱税額が1億以上でまあ酷いやりかただと実刑があることもあるらしいと書いてありました。
ちなみに罰金だと脱税額の20%~40%程度が多いそうです。

ただの脱税事件だったらなんてことなくスルーするんですけどね。
なにしろ同人誌作家の同人誌の売上で得たお金の話ですから。
品川かおるこさんの同人誌は買ったことはないんですけど、売ったことはあるんですよ。
某オタク系書店でバイトをしていたことがあるので、そのときに。
やっぱり人気でしたよね。
正直なところを言うと、売れるのが理解できない作家NO.1ですけどね。

売ってたので、中身を見たことがあるんですよ。
テニスでしたけど。
とりあえずキャラクターとかそういうもんじゃないんですよ。
そもそもなにかのパロディですらない、と思いました。
だって全然跡部っぽくないし。
創作や妄想にも信念を持ってほしい、と思ったりします。人に売るものなら特に。

でも神のように思っているファンもいるんですよね。実際。
そういう買ってくれる人に突然ニュースで「脱税事件」なんて、かなりの裏切りだと私は思いますけどね。
ショックな方もいるんじゃないでしょうか…。

私も好きな作家さんが脱税してたらやっぱりショックでしょうね。
大抵ご本人を良く知らないですから、ファンは作品に作家を見出そうとするんですよ。
作品の中でキャラクターが良いこと言ってたりすると、作家さんもそういうこと考える人なんだな~とか思ったりするわけですよ。
それが突然YAHOOとかに脱税って出たら、裏切りだーー!!と思うわけです。
ファンってそういうものなんですよね。

私は作品はその作家の中で作られるものだから、コンセプトやキャラクターやそういうものは作家の一部が具現化されたものだと思うんですけど、あくまでそれは一部を具現化したものであって作家のすべてではない、というか。
だから作品を見て作家を理解することは、一部はできるけど、一部を全部だと思うから幻滅したりするんだろう…とかね。
脱税だって、作家の一部でしかないんだからそれを見て幻滅するってのも勝手なファン心理なのかもしれないですね。

そんなことを頭で考えても、感じるものはそういう問題じゃないんですけどね。
やっぱり作品は作品だと思います。それはそれでしかないというか。
作家がこうだからこの作品はこうなんだ、とか。たとえば作家がキリスト教だから作品に出てくるこういう表現は聖書からきてるんだ、とかね。
車好きだから車種がいっぱい出てくるんだとかね。
知ってたらなんとなく特別な気がしますよね。自分はそれが理解できてるんだっていう特別感。

でもほとんどの作家はそれを知ってることを前提に書いてるわけじゃないと思うんですよ。
だから作品は作品でしかないというか。単体で見るべきだろう、と。
作品の中でストーリーは完結してるのがいいと思います。小世界です。

ちなみにパロディ好きが言うのはおこがましいことなのかもしれないですが、パクリはダメだ。
リスペクトとパクリは違う。
自分の好きなものの何処がいいのかとか、どういう風にすきなのかとか、自分の中で消化してから出したらいい。

と、ニュース見ながら色々思ったりしたのでした。


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